音をまっすぐ遠くに飛ばす。せっかくだから、サックスをやって良かったこと(演奏面)を書いてみる
サックスの個人レッスンを受けてる時に
「吹く時にのどのところで"うっ"って鳴っている。そうならないように。」
のようなことを言われた。
結局"うっ"自体はよくわからなかった（聞こえなかった）けど、息をお腹から楽器へ出す時にのどで一回止めてしまっている、のどに力が入っている、という意味だと解釈した。（別に"うっ"が聞こえなくても、何を伝えたくてそういう表現をしているのかがわかれば十分と思う）
そうならないためには、吸った息をのどで止めずに「吸った流れをそのまま逆にして」まっすぐ「遠く遠く」に飛ばすこと。「ボールをポーンと前に投げ出す」感覚。前に投げ出す時に割れる花瓶や大切な品を投げるような恐怖感があるけど、それは変にコントロールしないで素のまま（何も隠していない自分の人格とか）の音が出てしまう恐怖感なのかなと思う。でも、それを超えないと、本当にいい音は出せない。変にのどでコントロールしてはいけない。
これができると、お腹の息のタンクが楽器の吹き口に直結している感覚になる。
これはすごくいい状態だと思う。
